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 2020年東京オリンピックエンブレム佐野研二郎氏の原案明らかに!

   


組織委員会が選考過程の経緯について会見

2020年東京オリンピックパラリンピック組織委員会が8月28日会見を開き、ベルギーにある劇場のロゴと酷似していることが問題となった佐野研二郎氏デザインのエンブレムについて、選考過程の経緯を説明した。

この会見の場で、佐野氏の「原案」が初めて公開された。

 

その「原案」では、中央にある文字型のものは「L」字型ではなく、「T」の形になっていた。
使われている色彩やパーツなどは同じだが、確かにベルギーの劇場のものとは異なるデザインに見える。

 

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審査委員代表である「日本グラフィックデザイナー協会特別顧問」の永井一正氏は会見で「ベルギーの劇場のものとは発想、思想、造形すべてが違う」と説明してはいる。

しかしこのデザイン、気になる点がいくつかある。
それを検証してみたい。

 

なぜ原案は変更されたのか?

原案は匿名審査により絞り込まれたものの、最終的には審査委員の議論で絞り込まれたという。

ところが、商標登録手続きの中で、やや似ているものがあったため、二度修正されたのだという。

 

ただし、審査委員のひとりは原案とあまりにも違うことから、決定されたエンブレムを承認しなかったという。
ベルギーの劇場のものは商標登録されていないから、この時点で類似性がわからなかったということなのだろうか。
「原案とあまりにも違うので承認しなかった審査委員」にも、そのあたりの事情を聴いてみたいものである。

 

しかし重大な疑問が

しかし、重大な疑問が残る。

 

なぜ、佐野氏は当初の釈明会見の中で「自分がデザインした原案と決定案とは違う」という説明をしなかったのであろうか。

釈明の機会はいくつもあったはずだ。

 

意地悪な見方になるかもしれないが、いわゆる「パクリ疑惑」が高まっている中
佐野氏側に、「原案についてもあまり追求されたくない事情」があったのではないだろうか。

 

上にも書いたが、デザインを構成するそれぞれのパーツが酷似していることは間違いない。

 

これまでに指摘されている佐野氏の事務所がデザインしたトートバックなどのデザインにおいても、「盗用したのではないか」と言われている元のデザインをそのまま使っているのではなく、配置やサイズなどを少しずつ変えて使用している。

 

これは「他人のデザインを流用している」という認識のもとで敢えて行った「似ていると指摘されたときのための回避措置」だったのではないだろうか。

 

ところが、偶然にも審査委員らによる二度の修正の中で、結果として「流用元」のデザインに近い形に「逆戻り」してしまったということは考えられないだろうか。だとすれば、いくら自分の提出した「原案」と「決定案」が違っていたとしても、そこを明らかにするのは避けたいところだろう。

 

同様に組織委員会側も「原案を変更したことが事実で、その経緯に問題がない」のであれば直ぐにでも説明するべきであった。

 

そうすればここまで問題が大きくならなかったかもしれないのに何故そうしなかったのか。そのあたりの説明もほしいところだ。

 

さらに事実関係の追及を

デザインの世界は広いようで狭く、コンペなどではその都度、応募者と審査員が互いに入れ替わるという指摘もある。

世間に誤解されないためにも真相を明らかにしてほしい。

 

この会見で幕引きなのではなく、経緯についてはさらに追及すべきであると考える。

 

さらに言えば「ケチ」のついたこのデザインで、本当に祝福される五輪が開かれるのか。
私はデザインの専門家ではないのでセンスの良しあしについては論評できないが、
少なくとも五輪などのエンブレムやキャラクターのデザインは、国民に愛され、国際的にも親しまれる必要があるとは思っている。

 

それを考えれば、果たして選考方法も国民の理解を得られるものだったのか、それにかかる費用も妥当なものだったのかなども検証されるべきだと思う。

 

考え方を変えれば「結果的にエンブレムに対し国民の関心が高まっている」ということは
一種のチャンスなのかもしれない。
本当に国民に愛されるデザインを再募集してみてはどうだろうか。
国立競技場同様、「0」から仕切り直すことも視野に入れるべきだと思う。

 

 

 

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